アベンジャーのグレードの違い|アルティテュードとアップランドどっち?

ジープ アベンジャーのEVと4xe Hybridが並んだイメージ

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ジープ アベンジャーを調べると、「アルティテュード」「アップランド」「4xe」と聞き慣れない名前が並びますよね。

結論から言うと、日本で新車で買えるアベンジャーのグレードは2つだけです。電気自動車(EV)のアルティテュードと、4WDハイブリッドのアップランドです。

この記事を読めば、2つのグレードの価格差85万円が何の差なのか、自分はどちらを選べばいいのかが数字で分かります。

目次

アベンジャーのグレードはいくつある?

いきなり答えを言うと、現行のアベンジャーは「パワートレイン=グレード」になっています。EVを選ぶとアルティテュード、ハイブリッドを選ぶとアップランドと、自動的に決まる仕組みなんです。

先に結論

2026年10月時点で、日本で販売中のアベンジャーは「Avenger Full Electric Altitude(アルティテュード)」と「Avenger 4xe Hybrid Upland(アップランド)」の2グレードです。同じパワートレインの中で上級・下級を選ぶ形にはなっていません。

項目アルティテュード(Altitude)アップランド(Upland)
正式名Avenger Full Electric AltitudeAvenger 4xe Hybrid Upland
型式ZAA-FH1JE5AA-FH1JEMA
パワートレイン電気自動車(BEV)48Vマイルドハイブリッド
駆動方式前輪駆動(FF)のみ4輪駆動(4WD)のみ
発売日2024年9月26日2026年3月5日
現行価格(税込)6,040,000円5,190,000円

価格はジープ公式サイトの表示で、アルティテュードが2026年7月現在、アップランドが2026年6月1日現在のものです。どちらも経済変動加算額35万円を含んだ金額になっています。

『アルティチュード?アルティテュード?どっちが正しいの』と迷った方もいるかもしれません。公式のカタカナ表記は「アルティテュード」です。英語のAltitudeは「高度」という意味ですね。

もう一つの「アップランド」はUplandで「高地」という意味です。どちらも山や高い場所を連想させる名前で、ジープらしい命名なんです。

ちなみに、車検証に書かれる型式でも見分けられます。EVは「ZAA-FH1JE」、ハイブリッドは「5AA-FH1JEMA」です。中古車を見る時に役立つので覚えておきましょう。

ガソリン車やディーゼルのグレードは無いの?

ここはよく聞かれるところです。日本ではガソリンエンジンだけのアベンジャー、ディーゼル、MT車は販売されていません。

欧州にはガソリン車もありますが、日本に入ってきているのはEVと4xe Hybridの2本立てです。

アルティテュードとアップランドの違いを表で比べると?

ここが一番知りたいところですよね。主な数字をジープ公式の諸元から並べてみます。

アルティテュードとアップランドの違いを並べた比較図
比べる項目アルティテュード(EV)アップランド(4xe Hybrid)
最高出力115kW(156PS)システム合計145PS
最大トルク270N・mエンジン230N・m+モーター
エネルギーバッテリー54kWhハイオク・タンク45L
走れる距離の目安一充電486km(WLTC)燃費19.0km/L(WLTC)
外部充電できる(CHAdeMO急速・200V普通)できない・不要
全長×全幅×全高4,105×1,775×1,595mm4,120×1,775×1,600mm
車両重量1,570kg1,480kg
最小回転半径5.3m5.3m
タイヤ(標準)215/60R17・3シーズン215/60R17・オールシーズン
シートレザーシート撥水ファブリック(X-camo柄)

数字を眺めると、サイズはほとんど同じだと分かります。全幅1,775mmと最小回転半径5.3mは共通です。

違いが大きいのは「エネルギーの入れ方」と「駆動方式」と「シート」の3つなんです。

4xeは充電する車ではありません

「4xe」という名前から、レネゲード4xeやラングラー4xeのようなプラグインハイブリッドを想像する方も多いはずです。アベンジャー 4xe Hybridは48Vのマイルドハイブリッドで、コンセントから充電する仕組みはありません。給油だけで走る車です。

それぞれの詳しい仕組みはアベンジャーEVの性能と向いている人と4xe Hybridの仕組みと燃費で個別に解説しています。

価格差85万円はどう考えればいい?

『同じ見た目で85万円も違うなら、安いほうでいいのでは』と思いますよね。ただ、支払う総額で見ると、差はもう少し縮まることがあります。

ポイントは、EVのアルティテュードだけが国のCEV補助金の対象になることです。発売時(2024年9月26日時点)の補助額は65万円と公式に案内されていました。

お金の項目アルティテュード(EV)アップランド(4xe Hybrid)
車両価格(税込・加算額込み)6,040,000円5,190,000円
CEV補助金対象(金額は登録時期で変わる)対象外
自動車税(年額)25,000円30,500円
重量税の区分1.5t超2.0t以下1.0t超1.5t以下
燃料・電気電気(電費127Wh/km)ハイオク(19.0km/L)

補助金の金額は年度ごとに見直されます。2026年度の額は、ディーラーか次世代自動車振興センターで最新の金額を確かめるのが確実です。

例えばお店でこんな会話になることもあります。

「補助金を引いたら、差はいくらになりますか?」
「登録する時期の補助額で変わるので、今月の金額で計算してみますね」

実は自動車税も、毎年EVのほうが5,500円安くなります。電気自動車は排気量1.0L以下の車と同じ区分だからです。

価格の数字は「いつの価格か」に注意

アルティテュードは発売時580万円、2025年5月に550万円へ値下げされ、2026年7月現在は経済変動加算額35万円を含んで604万円です。アップランドも発売時の499万円から519万円に変わりました。古い記事の価格を現行として見ないようにしておきましょう。

価格の動きはアベンジャーの新車価格と値下げ・加算額の推移で時系列に並べています。補助金の考え方はEVのCEV補助金と4xe Hybridが対象外の理由が詳しいです。

1年1万km走ったらエネルギーはどれくらい?

カタログ値で計算すると、こうなります。

  • アルティテュード:127Wh/km×1万km=約1,270kWh
  • アップランド:1万km÷19.0km/L=約526L(ハイオク)

ここに電気とガソリンの単価をかけると年間の費用になります。単価は契約プランや地域、時期で大きく変わるので、ご自宅の電気代とガソリン代で一度計算してみてください。

装備の違いはどこにある?

見た目はそっくりでも、乗り込むと違いに気づきます。一番分かりやすいのはシートなんです。

アルティテュード(EV)だけの装備
  • レザーシート
  • 運転席6ウェイパワーシート
  • フロントシートヒーター
  • ヒートポンプ・プリコンディショニング付オートエアコン
  • 高さ調整機能付カーゴフロア
アップランド(4xe Hybrid)だけの装備
  • 撥水加工ファブリックシート(X-camo柄)
  • ルーフレール
  • リア牽引フック
  • オールシーズンタイヤ(標準)
  • 後輪用モーターとマルチリンク式リアサスペンション

EVのアルティテュードは「街で快適に乗る」方向の装備が厚めです。レザーシートとシートヒーターは冬の朝にありがたいですよね。

一方のアップランドは「汚れても気にせず使う」方向です。濡れた服で座っても拭きやすい撥水シートや、ルーフレール、牽引フックが付いています。

両方に付いている装備

安全装備と画面まわりは、どちらのグレードでも同じものが付いています。

両グレード共通の主な装備
  • 10.25インチ タッチパネルモニター(Apple CarPlay・Android Auto対応)
  • 10.25インチ マルチビューディスプレイ(メーター)
  • アダプティブクルーズコントロール(Stop & Go)
  • レーンキーピングアシスト・ブラインドスポットモニター
  • ハンズフリーパワーリフトゲート
  • 前後・サイドのパーキングセンサーとリアカメラ

どちらにもハンズオフ運転の機能はありません。高速道路では手を添えたまま使う運転支援だと考えておきましょう。

サンルーフと18インチアルミは、スタイルパックというメーカーオプションで追加する形です。4xe Hybridのスタイルパック仕様は発売時5,170,000円でしたが、現行価格は公式で確認できていません。見積もりで確かめるのが確実です。

走りと雪道の違いは?

ここは2つのグレードで性格がはっきり分かれます。

雪国ならアップランドが有利

アップランドは後輪にも専用モーターを持つ4WDです。SNOWモードでは約30km/hまで常に4輪で駆動します。アルティテュードは前輪駆動のみで、4WDの設定はありません。

アップランドの後輪モーターは、減速ギアを通して1,900N・m相当のホイールトルクを生み出すと公式に案内されています。渡河性能も400mmと公表されています。

ただ、EVのアルティテュードも雪道を諦めた車ではありません。セレクテレインという走行モードが6種類あり、スノーやマッドに合わせて制御を変えられます。ヒルディセントコントロールも付いています。

例えばこんな場面を考えてみてください。

「冬はスキー場に毎週行くんだけど、どっちがいい?」
「坂道の駐車場や圧雪路が多いなら、4WDのアップランドが安心ですね」

雪がたまに降る程度の地域なら、FFのEVにスタッドレスタイヤで十分という考え方もあります。どこまで走るかで決めるのがいいですね。

雪道とオフロードの詳しい比較はアベンジャーは雪道・オフロードに強い?にまとめています。

加速や静かさの違い

数字で見ると、最大トルクはEVが270N・mを出だしから発生します。発進から力強く、エンジン音が無いので静かです。

アップランドは約30km/hまでモーターだけで走れます。そこから先は1.2Lターボエンジンが加わり、6速DCTで変速する感覚がある走りです。

アルティテュードとアップランド、どっちを選ぶ?

ここまで読んで『結局どっちなの』と感じている方のために、向いている人を分けてみます。

アルティテュードとアップランドが向いている人の分かれ目の図解
こんな人おすすめ
自宅に200Vの充電設備を付けられるアルティテュード
1日の走行が近場中心で、長距離はたまにアルティテュード
補助金を使って総額を抑えたいアルティテュード
冬は雪道・圧雪路をよく走るアップランド
マンション住まいで自宅充電ができないアップランド
長距離ドライブが多く、給油で済ませたいアップランド
少しでも安い車両価格で買いたいアップランド

迷った時は「自宅で充電できるか」を最初に考えてみてください。ここが決まると、答えはかなり絞れます。

自宅充電ができないままEVを選ぶと、外の急速充電に毎回並ぶことになります。それが苦にならない方なら問題ありませんが、意外と負担に感じる方もいるんです。

逆に、自宅で充電できて雪もあまり降らない地域なら、補助金と税金の分だけEVのほうが有利になる可能性があります。

グレード選びの順番
  1. 自宅や職場で200V充電ができるか確かめる
  2. 冬に雪道を走る回数を思い出す
  3. 年間の走行距離をざっくり出す
  4. 補助金を引いた後の総額で2グレードの見積もりを並べる

最後の「見積もりを並べる」が大事なところです。同じお店で2グレードの見積もりを一緒に出してもらうと、差がはっきり見えます。

値引きの考え方はアベンジャーの値引き相場と交渉術、オプション込みの総額はアベンジャーの乗り出し価格とオプションで確かめられます。

アベンジャー買いたいドットコム

アベンジャーの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、アベンジャーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

限定車を選ぶという手もある?

標準グレードの2つとは別に、台数限定の特別仕様車も出ています。

限定車ベース発売時価格(税込)台数
Launch EditionEV5,950,000円150台
Altitude LakeEV5,950,000円100台
4xe Hybrid Launch Edition4xe Hybrid5,090,000円100台
4xe Hybrid Stone4xe Hybrid5,040,000円150台

価格はどれも発売時のものです。今から買えるかどうかは、在庫次第なのでお店で確かめてみてください。サンルーフや18インチ、専用カラーが付くので、標準グレードより装備が厚めなのが特徴ですね。

限定車ごとの違いはアベンジャーの限定車一覧で詳しく比べています。

よくある質問

アベンジャーのグレードはいくつありますか?

2026年10月時点で日本の現行グレードは2つです。EVのアルティテュード(6,040,000円)と、4xe Hybridのアップランド(5,190,000円)です。

アルティテュードに4WDはありますか?

ありません。EVのアルティテュードは前輪駆動のみです。4WDが欲しい場合は4xe Hybridのアップランドを選ぶことになります。

アップランドは充電できますか?

できません。4xe Hybridは48Vのマイルドハイブリッドで、走りながらバッテリーに電気をためます。プラグインハイブリッドとは別の仕組みです。

型式ZAA-FH1JEはどのグレードですか?

EVのアルティテュードです。4xe Hybridのアップランドは型式5AA-FH1JEMAです。

ガソリン車のグレードは日本で買えますか?

新車では買えません。日本で販売されているのはEVと4xe Hybridの2系統だけです。

まとめ

この記事の要点
  • 日本のアベンジャーはEVのアルティテュードと4xe Hybridのアップランドの2グレード
  • アルティテュードは604万円・FF・一充電486km・CEV補助金の対象
  • アップランドは519万円・4WD・19.0km/L・ハイオク・充電不要
  • サイズと最小回転半径5.3mはほぼ同じで、違いは駆動・エネルギー・シート
  • 自宅充電ができるか、雪道を走るかで選ぶと迷いにくい
アベンジャー買いたいドットコム

アベンジャー買いたいドットコム 編集部

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