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ジープ初の電気自動車として話題になったアベンジャーのEV。『ジープで電気自動車って、実際どうなの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、アベンジャーEVは「自宅で充電できる人が、街と近場の遠出に使う」と満足しやすい車です。一充電486km(WLTC)で、自動車税も年25,000円に抑えられます。
この記事を読めば、性能・充電・補助金・雪道の走りまで、EVを選ぶかどうかの判断材料がそろいます。
アベンジャーEVってどんな車?
アベンジャーEVの正式名は「Avenger Full Electric(フルエレクトリック)」です。グレードはアルティテュード(Altitude)の1つだけなんです。
アベンジャーEVは2024年9月26日に発売された、ジープ初のBEV(バッテリーだけで走る電気自動車)です。価格は6,040,000円(税込・経済変動加算額35万円込み・2026年7月現在)。駆動は前輪駆動(FF)のみです。
| 項目 | アベンジャー Full Electric Altitude |
|---|---|
| 型式 | ZAA-FH1JE |
| モーター最高出力 | 115kW(156PS) |
| 最大トルク | 270N・m(27.5kgf・m) |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン・54kWh |
| 一充電走行距離(WLTC) | 486km |
| 電費(WLTC) | 127Wh/km |
| 充電方式 | 急速CHAdeMO・普通200V |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
| 全長×全幅×全高 | 4,105×1,775×1,595mm |
| 車両重量 | 1,570kg |
| 荷室容量 | 355L |
数字はジープ公式の諸元とプレスリリースからです。ジープのラインアップの中で、いちばん小さいSUVでもあります。
「EV」「BEV」「フルエレクトリック」「電気自動車」と呼び方は色々です。アベンジャーでは、どれも同じこのモデルを指しています。
ハイブリッドとの違いは?
2026年3月には、4WDの「4xe Hybrid」も追加されました。こちらは給油で走るマイルドハイブリッドで、充電はできません。
2つの違いはアベンジャーのグレードの違いで表にして比べています。
航続距離486kmは実際どれくらい走れる?
EVで一番気になるのが、ここですよね。カタログの一充電走行距離はWLTCモードで486kmです。

| 電費の種類 | 数値(公式・WLTC) |
|---|---|
| 総合 | 127Wh/km |
| 市街地モード | 105Wh/km |
| 郊外モード | 118Wh/km |
| 高速道路モード | 141Wh/km |
電費は「1km走るのに使う電気の量」なので、数字が小さいほど省エネです。市街地の105Wh/kmに対して、高速道路は141Wh/kmと増えています。
つまり、アベンジャーEVは街乗りが得意で、高速道路では電池の減りが早くなる傾向なんです。エンジン車とは逆の感覚なので、覚えておきましょう。
EVはエアコンの暖房や低い気温でも電気を使います。真冬に高速道路を走ると、カタログの486kmよりかなり短くなると考えておきましょう。どれくらい減るかは走り方と気温で変わります。
実は、アベンジャーEVには冬に向けた装備もそろっています。ヒートポンプとプリコンディショニング付のオートエアコン、フロントシートヒーターです。
プリコンディショニングは、出発前に車内の温度を整えておく機能です。寒い朝に乗り込んだ時の冷たさをやわらげてくれます。
1か月に使う電気はどれくらい?
カタログの電費127Wh/kmで計算してみます。1か月に1,000km走るなら、使う電気は約127kWhです。
年間1万kmなら約1,270kWhになります。ここに自宅の電気料金の単価をかけると、おおよその電気代が出せます。単価は契約プランや時間帯で変わるので、検針票の単価で計算してみてください。
冬や高速での走れる距離はアベンジャーEVの航続距離でもう少し詳しく見ています。
充電はどこでどうやってする?
『家に充電器がないとダメなの?』という疑問はよく聞きます。
アベンジャーEVは、急速充電のCHAdeMOと、普通充電のAC200Vの両方に対応しています。200V対応の充電ケーブルも付属しています。
- 自宅に200Vのコンセントを付けて、夜のあいだに普通充電する
- 外出先の商業施設や宿泊先にある普通充電スポットを使う
- 高速道路のサービスエリアなどでCHAdeMOの急速充電を使う
いちばん楽なのは、自宅で寝ている間に充電する使い方です。毎朝ほぼ満タンで出られるので、急速充電に頼る回数が減ります。
一方で、マンションなどで自宅充電ができない場合は、急速充電が中心になります。
「近くの急速充電、いつも空いてるかな」
「時間帯によっては待つこともあるので、平日夜や早朝を狙う方もいますね」
こんなやりとりになることもあるので、近所の充電スポットの場所と台数は事前に調べておくと安心です。
普通充電・急速充電にかかる時間と、車載充電器の出力は、日本の公式値をこの記事では確認できていません。ディーラーで「自宅200Vで空から満タンまで何時間か」を聞いてみてください。
充電方法の詳しい話はアベンジャーEVの充電方法と充電時間にまとめています。
補助金と税金でいくら変わる?
ここが大事なところです。アベンジャーEVは、国のCEV補助金の対象になります。
発売時(2024年9月26日時点)の補助額は65万円と、公式に案内されていました。ただ、補助金の額は年度ごとに見直されます。2026年度の金額は、ディーラーか次世代自動車振興センターで最新の額を確かめるのが確実です。

| お金の項目 | EV(アルティテュード) | 4xe Hybrid(アップランド) |
|---|---|---|
| 車両価格(税込・加算額込み) | 6,040,000円 | 5,190,000円 |
| CEV補助金 | 対象(額は登録時期で変わる) | 対象外 |
| 自動車税(年額) | 25,000円 | 30,500円 |
| 重量税の区分 | 1.5t超2.0t以下 | 1.0t超1.5t以下 |
| エネルギー | 電気 | ハイオク |
自動車税は、電気自動車なら排気量1.0L以下の車と同じ年25,000円です。4xe Hybridより毎年5,500円安くなります。
自治体によっては、国とは別にEVの補助金を出しているところもあります。お住まいの市区町村のホームページも一度のぞいてみてください。
補助金の詳しい考え方はアベンジャーの補助金はいくら?、価格の推移はアベンジャーの新車価格で解説しています。
価格はどう変わってきた?
アベンジャーEVは発売時5,800,000円でした。2025年5月1日に5,500,000円へ30万円値下げされています。
その後、2026年1月1日に経済変動加算額が導入され、2026年7月現在は6,040,000円です。古い記事の580万円や550万円を今の価格と思わないようにしておきましょう。
雪道や悪路は走れる?
『ジープなのに前輪駆動だけで大丈夫?』と思いますよね。アベンジャーEVに4WDの設定はありません。
ただ、ジープらしい走りの工夫は入っています。
- セレクテレイン6モード(ノーマル/エコ/スポーツ/スノー/マッド/サンド)
- ヒルディセントコントロール(ジープの前輪駆動車で初の標準装備)
- 215/60R17タイヤ(標準・3シーズンタイヤ)
セレクテレインは、路面に合わせてアクセルの反応やタイヤの空転の抑え方を変える仕組みです。スノーモードにすると、雪の上での発進が穏やかになります。
ただし、標準タイヤは3シーズンタイヤです。雪が降る地域なら、冬はスタッドレスタイヤに替えるのが前提になります。
深い雪や凍った坂道を毎日のように走るなら、4WDの4xe Hybridのほうが安心感は上です。雪道の比べ方はアベンジャーは雪道・オフロードに強い?で詳しく扱っています。
毎日の使い勝手はどう?
EVならではの便利な装備もあります。主なものを表にしてみました。
| 装備・数字 | 内容(公式) |
|---|---|
| 荷室容量 | 355L・高さ調整機能付カーゴフロア |
| リアシート | 40:60分割可倒式 |
| テールゲート | ハンズフリーパワーリフトゲート |
| 画面 | 10.25インチ タッチパネル(Apple CarPlay・Android Auto) |
| スマホ連携 | Jeep Connectでバッテリー残量の確認やリモート施錠・解錠 |
| 室内の収納 | 合計約26L |
スマホのアプリから電池の残りを見られるのは、EVだと地味にありがたいですよね。夜のうちに充電が終わったか、布団の中で確かめられます。
荷室の使い方はアベンジャーの荷室355Lで詳しく見ています。
走りの感覚は?
最大トルク270N・mを発進の瞬間から出せるのがEVの強みです。信号からのスタートや合流で、力不足を感じにくいんです。
エンジン音が無いので車内も静かです。最小回転半径は5.3mで、狭い道や駐車場でも扱いやすいサイズになっています。
アベンジャーEVが向いている人・向いていない人
ここまでの数字をもとに、EVが合う人と合わない人を分けてみます。
- 自宅に200Vの充電設備を付けられる
- 毎日の走行が通勤や買い物など近場中心
- 補助金を使って総額を抑えたい
- 静かさとレザーシートの快適さを重視したい
- 自宅で充電ができず、近所に充電スポットも少ない
- 雪深い地域で4WDが欲しい
- 高速道路での長距離移動が多い
- 充電の待ち時間がストレスになりやすい
例えば、こんな相談をする方もいます。
「マンションの駐車場に充電器がないんですが、EVでも大丈夫ですか?」
「近所の急速充電を週に何回使えるかで、続けやすさが変わりますね」
迷っている方は、まず「自宅で充電できるか」を確かめてみてください。ここがクリアできれば、EVの良さを一番感じやすくなります。
見積もりを取る時は、補助金を引いた後の金額と、4xe Hybridの見積もりを並べて見るのがおすすめです。値引きの考え方はアベンジャーの値引き相場と交渉術で解説しています。
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よくある質問
アベンジャーEVの価格はいくらですか?
Full Electric Altitudeで6,040,000円(税込・経済変動加算額35万円込み・2026年7月現在)です。CEV補助金の対象なので、支払う総額は補助額の分だけ下がります。
アベンジャーEVに4WDはありますか?
ありません。EVは前輪駆動(FF)のみです。4WDが欲しい場合は4xe Hybridを選ぶことになります。
一充電でどれくらい走れますか?
WLTCモードで486kmです。冬の暖房や高速道路では短くなるので、余裕を持った計画にしておきましょう。
急速充電の規格は何ですか?
日本で一般的なCHAdeMOです。普通充電はAC200Vに対応していて、200V対応の充電ケーブルも付属しています。
アベンジャーEVの補助金はいくらですか?
発売時(2024年9月26日時点)のCEV補助金は65万円と公式に案内されていました。補助額は年度や登録時期で変わるため、最新の金額はディーラーか次世代自動車振興センターで確かめてみてください。
荷室の広さはどれくらいですか?
公式プレスリリースでは355Lです。高さ調整機能付のカーゴフロアも付いています。
まとめ
- アベンジャーEVはFull Electric Altitudeの1グレードで、FFのみ
- 156PS・270N・m・バッテリー54kWh・一充電486km(WLTC)
- 価格は6,040,000円(加算額込み・2026年7月現在)でCEV補助金の対象
- 自動車税は年25,000円で、4xe Hybridより年5,500円安い
- 自宅で200V充電ができる人ほど満足しやすい





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