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ジープ アベンジャーの馬力や排気量を調べると、EVとハイブリッドで数字がバラバラですよね。『結局どれが本当の数字なの?』と感じた方も多いはずです。
結論から言うと、EVは156PS・最大トルク270N・mです。4xe Hybridは1,199ccの1.2Lターボ(136PS)に前後モーターを足して、システム145PSになります。サイズはほぼ同じで、違いは「何で走るか」と「どこを駆動するか」なんです。
この記事では、公式の諸元表をもとに、数字の読み方と走りの違いまで見ていきます。
アベンジャーのスペックを一覧で見ると?
まずは2つのモデルの主な諸元を並べてみます。数字はジープ公式の諸元表とStellantisジャパンのプレスリリースからです。
日本のアベンジャーは、EV(Full Electric Altitude・FF)と4xe Hybrid(Upland・4WD)の2つだけです。ボディサイズはほぼ同じで、全幅1,775mm・ホイールベース2,560mm・最小回転半径5.3mは共通です。
| 諸元 | EV(Full Electric Altitude) | 4xe Hybrid(Upland) |
|---|---|---|
| 型式 | ZAA-FH1JE | 5AA-FH1JEMA |
| 全長×全幅×全高 | 4,105×1,775×1,595mm | 4,120×1,775×1,600mm |
| ホイールベース | 2,560mm | 2,560mm |
| トレッド前/後 | 1,540/1,530mm | 1,540/1,530mm |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.3m |
| 車両重量 | 1,570kg | 1,480kg |
| 車両総重量 | 1,845kg | 1,755kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 4輪駆動(4WD) |
| 原動機 | モーター(交流同期電動機) | 1.2L直3ターボ+前後モーター |
| 最高出力 | 115kW(156PS) | システム合計145PS |
| トランスミッション | 公式諸元の記載なし(EV) | 6速デュアルクラッチ |
| 燃費・電費(WLTC) | 127Wh/km・一充電486km | 19.0km/L |
| タイヤ(標準) | 215/60R17 | 215/60R17 |
| サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム | ストラット/マルチリンク |
トレッドは18インチ仕様だと1,535/1,525mmになります。
車両重量も仕様で少し変わります。EVのLaunch Editionは1,580kg、4xe Hybridのスタイルパックは1,490kgです。
最低地上高と4xe Hybridの荷室容量は、日本の公式値をこの記事では確かめきれていません。数字が必要な時は、ディーラーで最新の諸元表をもらってみてください。
サイズを他の車と比べたい方はアベンジャーのサイズ一覧も見てみてください。
馬力とトルクはどれくらい?
ここが一番気になる数字ですよね。EVと4xe Hybridで、出力の出し方がかなり違うんです。

| 出力の内訳 | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|
| EVのモーター | 115kW(156PS) | 270N・m(27.5kgf・m) |
| 4xe Hybridのエンジン | 100kW(136PS)/5,500rpm | 230N・m/1,750rpm |
| 4xe Hybridのフロントモーター | 15.6kW(21PS) | 51N・m |
| 4xe Hybridのリアモーター | 21kW(29PS) | 89N・m |
| 4xe Hybridのシステム合計 | 145PS | 公式の合計値の記載なし |
『136PSと21PSと29PSを足すと186PSになるのでは?』と思った方もいるかもしれません。実は、エンジンとモーターの最高出力は同じタイミングで出るわけではありません。
例えば、お店でこんな質問をしたとします。
「カタログの145PSって、エンジンだけの数字ですか?」
「いえ、エンジンとモーターを合わせた、車全体での最高出力です」
だから公式の「システム合計最高出力」は145PSになっています。ハイブリッド車の馬力は、単純な足し算にならないと覚えておくと分かりやすいですね。
4xe Hybridの後輪はトルクが大きい
4xe Hybridのリアモーターは、減速比22.7:1のギアを通して後輪を回します。公式では、これで1,900N・m相当のホイールトルクになると案内されています。
この数字は、モーター単体のトルクではなく「タイヤを回す力」に直したものです。ぬかるみや雪で、後輪が粘り強く車を押し出す時に効いてきます。
EVのスペックの詳しい解説はアベンジャーの電気自動車(EV)とは?にまとめています。
排気量は何cc?エンジンはどんなもの?
『アベンジャーって何ccなの?』という疑問も多いですよね。
答えは、4xe Hybridのエンジンが1,199ccです。1.2Lの直列3気筒DOHCターボで、そこに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせています。
- 排気量1,199cc(1.2L)の直列3気筒DOHCターボ
- 最高出力100kW(136PS)/5,500rpm
- 最大トルク230N・m/1,750rpm
- 電子制御式6速デュアルクラッチ(6速DCT)
- 燃料は無鉛プレミアム(ハイオク)・タンク45L
最大トルクを1,750rpmという低い回転で出すのが、ターボエンジンの特徴です。街中でアクセルを少し踏んだだけでも、力を出しやすいんです。
EVにはエンジンが無いので、排気量はありません。自動車税は電気自動車の区分で年25,000円になります。
| 項目 | EV | 4xe Hybrid |
|---|---|---|
| 排気量 | なし | 1,199cc |
| 自動車税(年額) | 25,000円 | 30,500円 |
| 重量税の区分 | 1.5t超2.0t以下 | 1.0t超1.5t以下 |
| 燃料 | 電気 | ハイオク |
ちなみに、日本ではガソリンエンジンだけのアベンジャーや、ディーゼル、MT車は販売されていません。エンジン付きは4xe Hybridだけです。
4xe Hybridの仕組みはアベンジャー 4xe Hybridとは?で詳しく解説しています。
渡河性能や悪路の性能はどれくらい?
ジープと聞くと、悪路をどこまで走れるかが気になる方も多いですよね。
4xe Hybridの渡河性能は400mmと公式に案内されています。渡河性能は「どれくらいの深さの水たまりや浅い川を渡れるか」の目安です。
400mmは公式の性能値ですが、流れの速さや底の状態で条件は大きく変わります。冠水した道路に入っていいという意味ではありません。迷ったら入らない判断をしておきましょう。
| 悪路向けの性能・装備 | EV | 4xe Hybrid |
|---|---|---|
| 駆動方式 | FF | 4WD(後輪は専用モーター) |
| セレクテレイン | 6モード | 4モード |
| ヒルディセントコントロール | 標準 | 標準 |
| 渡河性能 | 公式値の記載なし | 400mm |
| アプローチアングル | 基準 | EVより2度大きい |
| 標準タイヤ | 3シーズン | オールシーズン |
EVのセレクテレインは、ノーマル/エコ/スポーツ/スノー/マッド/サンドの6モードです。4xe Hybridは、AUTO/SPORT/SNOW/SAND・MUDの4モードになっています。
例えばこんな会話を想像してみてください。
「キャンプ場の砂利道くらいなら、EVでも行けるかな」
「スノーやマッドのモードもあるので、ふつうの未舗装路なら心配しすぎなくて大丈夫ですよ」
本格的な雪道や、ぬかるんだ坂を走る機会が多いなら4WDの4xe Hybridが向いています。雪道の比べ方はアベンジャーは雪道・オフロードに強い?にまとめています。
プラットフォームやOEM・兄弟車は?
アベンジャーはステランティスの小型車用プラットフォームを使い、ポーランドのティヒ工場で生産されていると報じられています。ここは媒体の情報で、公式の正式名称は確かめきれていません。
同じ系統のプラットフォームを使う兄弟車には、フィアット600やアルファロメオ ジュニアが挙げられています。どちらもステランティスグループのブランドです。
OEMは「同じ車を別のブランド名で売る」ことを指す言葉です。アベンジャーと兄弟車は、土台の部品を共有しながら、デザインや走りの味付けをブランドごとに変えています。そのまま名前だけ変えたOEM車とは別物と考えておきましょう。
同じジープの中では、レネゲードが一回り大きいモデルです。アベンジャーはジープで一番小さいSUVという位置付けになります。
レネゲードとの違いはアベンジャーとレネゲードの違いで数字を並べて比べています。
EVと4xe Hybrid、走りはどう違う?
スペック表を並べると、走りの違いもかなり見えてきます。

- 発進の瞬間から270N・mが出て力強い
- エンジン音が無く静か
- アクセルに対して加速がなめらか
- 車重1,570kgで、バッテリーの重さがある
- 約30km/hまではモーターだけで静かに走れる
- それ以上は1.2Lターボと6速DCTで変速を感じる
- 後輪モーターで滑りやすい路面に強い
- 車重1,480kgで、EVより90kg軽い
ここは好みが分かれるところです。静かでなめらかな加速が好きなら、EVが合います。
エンジンの音や変速の手ごたえ、4WDの安心感が欲しいなら4xe Hybridです。試乗で両方に乗ると、違いがすぐ分かりますよ。
どちらも最小回転半径は5.3mで、街中での取り回しは同じです。狭い道や駐車場での扱いやすさで差は出ません。
- 雪道や悪路をどれくらい走るかを考える
- 自宅で充電できるかを確かめる
- 試乗でEVのなめらかさと4xe Hybridの変速感を比べる
- 価格と維持費の差を見て決める
グレードごとの価格と装備の違いはアベンジャーのグレードの違い、価格の推移はアベンジャーの新車価格、購入時の値引きの考え方はアベンジャーの値引き相場と交渉術で確かめられます。
よくある質問
アベンジャーの馬力はどれくらいですか?
EVは115kW(156PS)です。4xe Hybridはエンジン単体で136PS、モーターを合わせたシステム合計で145PSです。
アベンジャーの排気量は何ccですか?
4xe Hybridのエンジンは1,199cc(1.2L直列3気筒ターボ)です。EVにはエンジンが無いので排気量はありません。
アベンジャーのトルクはどれくらいですか?
EVのモーターは270N・mです。4xe Hybridのエンジンは230N・mで、リアモーターは減速ギアを通して1,900N・m相当のホイールトルクを出すと案内されています。
渡河性能はどれくらいですか?
4xe Hybridで400mmと公式に案内されています。冠水路に入っていいという意味ではないので、目安として見ておきましょう。
アベンジャーはどこの国で作られていますか?
媒体の情報では、ポーランドのティヒ工場で生産されています。日本ではStellantisジャパンが輸入し、ジープ正規ディーラーで販売しています。
まとめ
- EVは115kW(156PS)・270N・m・FF・一充電486km(WLTC)
- 4xe Hybridは1,199ccターボ136PS+前後モーターでシステム145PS・4WD
- 全幅1,775mm・ホイールベース2,560mm・最小回転半径5.3mは共通
- 4xe Hybridは渡河性能400mm・後輪のホイールトルク1,900N・m相当
- 兄弟車はフィアット600やアルファロメオ ジュニア(媒体情報)





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