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雪の多い地域に住んでいると、ジープ アベンジャーが『冬の道で本当に走れるのか』は一番気になりますよね。
結論から言うと、雪道を重視するなら4WDの4xe Hybridが向いています。EVは前輪駆動(FF)ですが、走行モードを切り替えるSelec-Terrainと、季節に合ったタイヤで雪道にも備えられます。
駆動方式の違いと、雪道やオフロードでどこまで走れるかを順番に見ていきますね。
アベンジャーの駆動方式は?四駆はどっち?
まず押さえておきたいのは、日本のアベンジャーは駆動方式がはっきり分かれていることです。
四駆(4WD)は4xe Hybridだけです。EVは前輪駆動(FF)のみで、EVの4WDはありません。4xe HybridにFFもありません。
| 項目 | EV アルティテュード | 4xe Hybrid アップランド |
|---|---|---|
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) | 4WD |
| 価格(加算額込み) | 6,040,000円(2026年7月現在) | 5,190,000円(2026年6月1日現在) |
| Selec-Terrain | 6モード | 4モード |
| ヒルディセントコントロール | 標準 | 標準 |
| 渡河性能 | 公式値なし | 400mm |
| 標準タイヤ | 215/60R17・3シーズン | 215/60R17・オールシーズン |
| リアサスペンション | トーションビーム | マルチリンク(4xe専用) |
出典はジープ公式サイトと公式諸元・装備表です。
『ジープなのにFFもあるの?』と驚く方もいるかもしれませんね。アベンジャーはジープで一番小さいSUVで、EVは街乗りを中心に作られたモデルなんです。

4xe Hybridの四駆はどんな仕組み?
4xe Hybridは、エンジンで前輪を、モーターで後輪を動かす4WDです。前後をつなぐ長いシャフトは使わず、リアに専用のモーターを積んでいます。
エンジンは1.2Lの直列3気筒ターボで136PS、リアモーターは最高21kW(29PS)です(公式諸元)。システム全体の最高出力は145PSになります。
速さに合わせて駆動を切り替える
普段使うAUTOモードでは、速さに応じて前輪駆動と4WDが自動で切り替わります。
| 速さの目安 | AUTOモードの動き |
|---|---|
| 0〜約30km/h | モーターで前輪を動かす |
| 約30〜90km/h | 必要な時に後輪も動かす4WD |
| 約90km/h以上 | 前輪駆動 |
SNOWとSAND/MUDのモードでは、0〜約30km/hの間ずっと4WDになります(公式)。雪の坂道で発進する時に、後輪も最初から押してくれるんです。
後輪に大きな力を伝える工夫
リアモーターは減速ギアを通して、後輪に1,900N・m相当の力を伝えられます(公式)。ぬかるみや雪で前輪が空回りしそうな場面で、後ろから押し出す力になるわけですね。
『マイルドハイブリッドの四駆って、なんちゃって4WDじゃないの?』という声もあります。ただ、低い速さで本当に力が要る場面に絞って後輪を動かすつくりなので、雪の発進や坂道では頼りになる仕組みです。
ハイブリッドの仕組みそのものはアベンジャー 4xe Hybridとは?で詳しく見ています。
EVのSelec-Terrainで雪道は走れる?
EVは前輪駆動ですが、Selec-Terrainで路面に合わせた制御に切り替えられます。モードはノーマル、エコ、スポーツ、スノー、マッド、サンドの6つです(公式)。
ジープの前輪駆動車として初めて、ヒルディセントコントロールも標準装備されました。急な下り坂で、ブレーキを踏まなくても低い速さを保ってくれる機能です。
- 重いバッテリーが床下にあり、重心が低い
- モーターは細かく力を調整しやすい
- スノーモードで滑りにくい制御に切り替えられる
- 前輪だけで進むので、深い雪や急な坂は4WDより苦手
- 寒さで航続距離が短くなりやすい
- 標準タイヤは3シーズンで、冬はタイヤ交換が前提
『EVで雪国に住むのは無理?』と心配になりますよね。除雪された道を走るのが中心なら、スタッドレスタイヤを履けば普段使いできる方も多いはずです。
一方で、除雪が追いつかない道や急な坂を毎日通るなら、4xe Hybridのほうが安心感は大きいです。
雪道ではタイヤ選びが一番大事
実は、雪道の走りやすさは駆動方式と同じくらい、タイヤで変わります。4WDでも夏用のタイヤでは止まれませんし、FFでもスタッドレスなら走れる場面はぐっと増えるんです。
| モデル | 標準タイヤ | 冬に向けた考え方 |
|---|---|---|
| EV アルティテュード | 215/60R17・3シーズン | 雪が降る地域ではスタッドレスに替える |
| 4xe Hybrid アップランド | 215/60R17・オールシーズン | 凍った道を走るならスタッドレスを考える |
出典は公式装備表です。スタイルパック仕様などは215/55R18になります。
オールシーズンタイヤは浅い雪には対応しやすいですが、凍った路面は得意ではありません。凍結路を走る地域では、スタッドレスタイヤを用意しておきましょう。
タイヤのサイズや、17インチと18インチの違いはアベンジャーのタイヤサイズとスタッドレスでまとめています。
オフロードはどこまで行ける?
ジープと聞くと、岩場を越えていくような走りを思い浮かべる方も多いですよね。結論から言うと、アベンジャーはラングラーのような本格的な悪路向けの車ではありません。
得意なのは、キャンプ場までの砂利道、雪の積もった坂道、ぬかるんだ林道といった「日常の延長の悪路」です。
- 最低地上高はディーラーで確認する(公式値未確認)
- 4xe Hybridの渡河性能は400mm、それより深い水には入らない
- 4xe HybridはEVよりアプローチアングルが2度広い(公式)
- スペアタイヤは無いので、パンク時の対応を決めておく
最低地上高は日本の公式諸元で確かめられませんでした。段差の大きい道へ行く予定があるなら、購入前に数字を聞いておくと安心です。
例えばこんな相談になります。
「キャンプ場の手前に、少し荒れた林道があるんです」
「4xe HybridならSAND/MUDモードで進めますが、深いわだちは避けてくださいね」
車全体の寸法はアベンジャーのサイズ一覧で、駐車場の話とあわせてまとめています。キャンプでの使い方はアベンジャーで車中泊・キャンプはできる?もどうぞ。
冬のEVは航続距離にも気をつける
雪道の走りとは別に、EVは寒さで電池の減り方が変わる点も知っておきたいところです。
一充電走行距離はWLTCで486kmです(公式)。ただ、冬は暖房を使うぶん、この距離より短くなりやすいです。
EVにはヒートポンプと、出発前に車内を温めておけるプリコンディショニング付きのオートエアコンが付いています(装備表)。充電しながら暖めておけば、走り出してからの電池の減りを抑えやすいんです。
自宅に200Vの普通充電を用意できるかが大事です。急速充電はCHAdeMOに対応しています。冬の距離の考え方はアベンジャーEVの航続距離で詳しく見ています。
雪道を走る時に気をつけたいこと
4WDでも、雪道で過信は禁物です。四駆が助けてくれるのは「進む力」で、止まる力や曲がる力はタイヤと運転次第なんです。
- 冬が来る前にスタッドレスタイヤへ交換しておく
- 出かける前に、Selec-Terrainをスノーモードにする
- 車間距離を晴れの日の倍くらい取る
- 急なハンドル操作と急ブレーキを避ける
- 長い下り坂はヒルディセントコントロールを使う
『4WDだから止まるのも得意でしょ?』と思われがちですが、ここは誤解しやすいところです。止まる距離は2WDと大きくは変わらないので、スピードは控えめにしておきましょう。
雪の日の駐車にも気をつける
雪が降る夜に屋外へ停めるなら、ワイパーを立てておくと凍りつきを防ぎやすいです。朝は屋根の雪を下ろしてから走り出しましょう。
屋根に積もった雪は、ブレーキをかけた時にフロントガラスへ滑り落ちてくることがあります。視界をふさぐと危ないので、出発前のひと手間が大事です。
「屋根の雪、そのままで大丈夫かな」
「ブレーキで前に落ちてくるから、先に下ろしておこう」
4xe Hybridは燃料の残りにも気を配る
4xe Hybridの燃料は無鉛プレミアム(ハイオク)で、タンクは45Lです(公式)。雪の多い山あいでは、ハイオクを置いているガソリンスタンドが限られることもあります。
冬の遠出では、残りが半分くらいになったら早めに給油しておくと安心です。渋滞や通行止めで、思ったより長く車の中で待つこともあるからです。
燃費の目安はアベンジャー 4xe Hybridの燃費と燃料で詳しく見ています。
雪道・オフロード目線ならどっちを選ぶ?
ここまでの話を、住んでいる場所や使い方で分けてみます。
| こんな人 | 向いているモデル |
|---|---|
| 雪が多く、除雪が遅れる道を毎日走る | 4xe Hybrid |
| キャンプで砂利道や林道に入る | 4xe Hybrid |
| 雪はたまに降る程度、街乗りが中心 | EV・4xe Hybridどちらでも |
| 自宅で充電でき、静かさを重視したい | EV |
価格はEVが604万円、4xe Hybridが519万円(いずれも加算額込み)です。EVはCEV補助金の対象になりますが、金額は登録の時期で変わります。
『雪国だけど、EVの静かさも捨てがたい』と迷う方もいるはずです。そんな時は、冬の試乗ができるディーラーで両方に乗り比べてみてください。
購入の値段の考え方はアベンジャーの値引き相場と交渉術で、荷物の積み方はアベンジャーの荷室355Lでまとめています。

よくある質問
ジープ アベンジャーは四駆ですか?
4WDは4xe Hybrid(アップランド)だけです。EV(アルティテュード)は前輪駆動(FF)のみで、EVの4WDはありません。
アベンジャーは雪道に強いですか?
4xe Hybridは4WDで、SNOWモードでは0〜約30km/hまでずっと4WDになります。EVはFFですが、スノーモードとスタッドレスタイヤで雪道にも備えられます。
EVの雪道は大丈夫ですか?
除雪された道が中心なら、スタッドレスタイヤを履いて普段使いできる方も多いです。深い雪や急な坂を毎日走るなら4xe Hybridのほうが安心です。
オフロードはどこまで走れますか?
キャンプ場までの砂利道や林道など、日常の延長の悪路が得意です。4xe Hybridの渡河性能は400mmです。最低地上高は公式値を確かめられなかったので、ディーラーで聞いておきましょう。
標準のタイヤで冬を越せますか?
EVは3シーズンタイヤ、4xe Hybridはオールシーズンタイヤが標準です。凍結路を走る地域では、どちらもスタッドレスタイヤを用意しておくと安心です。
まとめ
- 四駆は4xe Hybridだけ、EVはFFのみ
- 4xe HybridはSNOW・SAND/MUDで0〜約30km/hまで常に4WD
- EVはSelec-Terrain6モードとヒルディセントコントロールで悪路に備える
- 雪道の走りやすさはタイヤで大きく変わる
- 得意なのは砂利道や林道で、最低地上高はディーラーで確認する





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